レーザー彫刻機は木材や金属などに綺麗な彫刻ができるアイテム。
これがあればオリジナルのロゴ・写真が入ったオリジナルグッズなどを家庭で作れるようになります。
レーザー彫刻機 GORIFEI 1600mW
ロゴや写真の入った小物やオリジナルグッズを作成したかったので、「レーザー彫刻機 GORIFEI 1600mW」をAmazonで購入しました。
内容品
届いてすぐ彫刻できるように5種類のアクセサリーが入っていました。
使い方
レーザー彫刻機を動かすにはソフト(アプリ)をインストールする必要があります。インストール手段は取説の最後のページに書かれています。
APPダウン:
”Miniレーザー彫刻機”、”レーザー彫刻”、”レーザー彫刻機”等のキーワードを検索すると、フルネーム:”Miniレーザー彫刻機”が出られる、それは本製品のアプリケーション-プログラムコンピュータソフトウェアのダウンロード方法:
ミニブルートゥースレーザー彫刻機 製品説明書より
ソフトウェアのダウンロードアドレス:https://drive.google.com/drive――
取説は少々怪しい日本語ではありますが意味は分かりますね。
ソフトをインストールしたらレーザー彫刻機に電力供給します。スマホの場合は雷マークのType-C(画像左)かDC電源を接続します。パソコンはデータ転送Type-C(画像右)だけで問題ないです。
電源がつながった場合には赤くランプが光り、青いレーザーが出ます。レーザーが出ない人はアップデートが必要かもしれません。
レーザーが出ない
通電させても青いレーザーが出ない人はファームウェアのアップデートが必要な可能性があります。
パソコン
ソフト上部にある「ファイル・言語・について」の右に、ファームウェアアップデートに関するボタンが表示されていると思います。クリックするとアップデートが開始されました。
スマホ
アプリ左上にあるメニューからファームウェアを選択します。アップデートをタップしたら完了です。
焦点の調整
彫刻したいものをセットしたら黒いPVCシートを置き、つまみを左右に回転させて焦点調整をします。
保護ゴーグルや彫刻機の足越しに見ると光点が見やすいです。
スマホアプリでの操作
アプリを起動するとBluetooth接続する機器を選択します。
レーザー彫刻機が表示されない場合は、スキャン[-]をタップして更新して下さい。
画像フォルダ内のモノを彫刻するにはアルバムを選択して画像を選びます。選択した画像がモノクロ表示されるので、下の彫刻・カット・快適から選びましょう。次に彫刻サイズを決めて右上の送信を押します。
彫刻:通常の彫刻モード
カット:輪郭を抽出してカットするモード
快適:彫刻を高速で行うモード
送信したらレーザーの出力と速度を調整します。
材質を選択するとテンプレートが選択されますが、最適値とは限らないので好みの値を見つけましょう。
保存を押すとデータ送信が開始されます。
パソコンでの操作
ソフトを起動すると右下に接続と表示されるのでクリックしてパソコンと繋げます。
彫刻したい画像を右の白いエリアにドラッグ&ドロップして、左の彫刻・高速彫刻・カットから選ぶ。レーザーの出力と速度の設定して[画像をアップロード]します。
彫刻・高速彫刻・カットのモード選択をしてからレーザーの出力と速度の設定を押しましょう。
パワーやスピードの設定後にモード変更すると出力と速度が変わってしまう(テンプレが適用)ので、素材によっては発火の危険性があります。
再生ボタンを押すと彫刻が開始されます。
彫刻素材ごとの設定
コルクコースター/木ブロック/MDF材/フェルトシート/アルミカード、を彫刻する際の設定です。
製造メーカーによっては彫刻具合が異なりますので参考程度にとどめて下さい。
コルクコースターに彫刻
コルクコースターには「Good-L コルクコースター 丸」「Good-L コルクコースター 角」を使用しています。
モード:彫刻
パワー:10
スピード:100
彫刻部分に段差は見られず、手で触ってもほとんど感じ取ることができない。
モード:彫刻
パワー:20
スピード:100
手で触ると凹凸がはっきりとわかる。素材に対して高出力なために周囲の肉球が小さくなってしまった。
モード:彫刻
パワー:40
スピード:100
煤が青っぽく見えて綺麗。
それ以外にパワー20との大きな変化は見られない。
モード:彫刻
パワー:15
スピード:100
トーン:10線
写真やイラストはトーン化することで遠目から見ると認識できるようになる。
彫刻精度と色合いの関係上、10線~15線が綺麗に彫刻できる。
高速彫刻
モード:高速彫刻
パワー:15
スピード:100
大きな肉球だけでも彫刻時間が30分ほどになるので、時短のために高速彫刻を試してみる。
結果は失敗。中央の肉球は綺麗だが周囲がかなりブレている。
モード:高速彫刻
パワー:25
スピード:100
先ほどの結果を踏まえ、ある程度の大きさでシンプルならば綺麗にできると踏んで肉球のみを彫刻した。結果は成功。彫刻時間が10分と通常の1/3になった。
高速彫刻モードでもスピードを弄ることで動きを遅くできるため、うまく速度を調整すればブレずに彫刻モードよりも彫刻時間を短くできる。
木ブロックに彫刻
モード:彫刻
パワー:70
スピード:100
レーザー彫刻機に付いてきた木ブロックにQRコードを彫刻。
綺麗にできたので結構お気に入り。
MDF材のカット
モード:カット
パワー:100
スピード:35
ダイソーの6mm厚MDF材は50回以上出力したらカットできる。
馬鹿みたいに時間がかかるのでやらない方がいいでしょう。
フェルトシートのカット
モード:カット
パワー:80(暖色),70(寒色)
スピード:35
ダイソーの1mm厚フェルトシートは色によって出力を調整する必要があります。
焼き切るだけであればもう少しパワーを落としても構いません。
縁を溶かして固めたい場合にはパワーが必要になります。
アルミ名刺カード
モード:彫刻
パワー:80
スピード:100
付属するプレートには彫刻することができませんでしたが「ONLAND アルミニウム名刺カード」には彫刻することができました。
煤を取り除くと銀色が顔を見せます。
感想・まとめ
木や竹などの燃えるものなら手軽に掘ることができて楽しい。ソフトは日本語対応で視覚的にわかりやすいです。高速彫刻はシンプルな形状であればスピード100でも問題なく掘ることができました。
ソフトにグレースケール表示がありますが、彫刻する際にはモノクロで彫られます。どうしてもカラー画像を彫りたい場合には、トーン化することでそれなりに見えるようになります。
写真やイラストをグレースケールで彫刻したいと言う人には微妙ですが、モノクロで問題ない人には良い商品と言えるでしょう。
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